先月宇津前浜田市長が急逝されました。私はその訃報を聞き、とても信じられませんでした。確かに体調が優れないとのうわさは聞いておりましたが、あまりに早い別れに茫然といたしました。

私が39歳で市議会に立候補、初当選しましたが、その際も宇津さんに相談したのが昨日のようです。宇津市長が浜田市長に就任し退任するまでの期間と私が市議会議員を務めた期間がかぶっています。宇津前市長が行革に取り組み民間委託を推進。医療センターの移転新築はほぼ絶望と思われる中、実行できたのは神業と感じました。まさに宇津さんのネットワークと政治力の強さを思い知らされました。そして何といっても宇津さんの粘り強く相手を思いやる「和」の政治姿勢を傍にいて学ばせていただきました。

そういえば、宇津さんの言われたことはまず全部受け入れてその実現に全力を尽くしましたが、一つだけ逆らいました!宇津さんの勇退後市長選挙にでる時に、今回はやめておけと言われながらも立候補したことです。その後4年間という時間が経過し、「医療の再生」を大義として、あえて市議会に挑戦。皆様の協力があり議長職という大役を担うことになりました。今回の市葬に関して議長が市民代表のお別れの言葉を述べることになりました。敬愛する宇津前市長への「最後のお別れの言葉」を遺影の前で読み上げるのは運命的な廻りあわせでしょうか?

宇津さん、今の浜田市はどうですか?宇津さんが安心して浜田市を見守れるよう頑張ってまいります。安らかにお眠り下さい。