安心して生活できるまちづくり「まちの保健室」

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はじめに

私は5期18年の市議会議員活動の後、市政を離れました。振り返れば、支え、支えられた関係の機会を長らく持ち得たことを、多くの方々に感謝の念を思い起こすばかりです。この4年間は、ひとりの薬剤師として、今の私に「できることをする」との思いで地域医療に全力で携わってまいりました。

また、この4年間は、政治家としてのモラルを自ら冷静に問い直す期間でもありました。

近頃は、この人はいったい何のために政治家をしているのか、と多くの方が疑問に思うようなニュースも多く目にするようになってきています。『議員はよく「浜田を良くしたい」、と言うが、あなたたちが今までどう浜田を良くしたと言うんだ!?』。私自身にもこのような厳しい言葉が向けられることも増えてきました。

私に「できる」ことはなんだろうか、あらためて考え続けました。

薬剤師は、医療人のモラルを持って、地域に住む方々の健康面に対して、全力で責務を果たさなくてはなりません。そして議員18年の経験を踏まえた視点に立てば、現場だけではなく、仕組みに介入して「必要なもの」を創り上げてゆかなければ、この地域の「安心」は守れないのではないか、そのような強い疑問と思いに突き動かされています。

 

医療・介護・福祉連携『まちの保健室』 

浜田市に限らず、多くのまちが「安心して生活できるまち」を掲げています。

しかし、団塊の世代が75歳を迎え、医療・介護・福祉サービスの需要が高まり財政のバランスが崩れはじめる2025年が間近に迫っています。これからの高齢者地域医療は、「要介護度が重くならないような取り組み」を進める上で、「治す医療」から「治し、支える医療」へと向かっています。日常生活に支障が無い期間『健康寿命』をいかに長くするかが重要な視点です。

これを下支えするために、医療・介護・福祉の連携が欠かせないものとなってきており、行政の活動や医療・介護・福祉の専門職だけではなく、住民自身のボランティア活動や住民組織との協働なども求められています。その連携を実現されている地域かどうかが、本当に「安心して生活できるまち」であるかどうかのひとつの分水嶺であり、住み続ける理由としての地域格差が大きく表れるところになるであろうと思います。

市政に関わってきた経験や私自身が医療現場に携わるなかで、現状を踏まえれば、行政に任せきりだけでは2025年に間に合わせることは難しいであろうと感じています。その仕組みづくりに直接関与し、市政・現場両方の側からの立場を活かして医療・介護・福祉連携の礎を築く役割を担います。スピードを上げていきます。そして、みなさんとともに2025年に「老後も安心して住み続けられるまち浜田」を創ることを目指します。

 

『まちの保健室』とは 

病院へ行くほどではないけれど、最近ちょっと気になることがある。

学校や家庭のことで、ひとりで悩んでいることがある。

家での療養生活のことでアドバイスが欲しい。などなど

生徒の相談や癒しの場でもある学校の保健室のように、さまざまな不安や悩みを気軽に相談できる場所、そのようなものがこの地域には必要ではないでしょうか。それが「まちの保健室」です。

また、そこには、『こころ』と『からだ』の健康相談だけでなく、健康情報の提供や健康学習の支援、そしてコミュニケーションの場やネットワークづくりの場としても機能を併せ持つことも可能ではないでしょうか。専門的な知識を持った者が、それぞれの身になって、適切なアドバイスや手助けを行います。行政、地域の専門職、市民の方々と共にこのような場づくりを話し合いながら目指します。

こどもからお年寄りまで、誰もがより健やかに生きるために、人と人がふれあい、より豊かな人生を楽しめるように、『まちの保健室』が機能する未来を創ります。

 

政策提言 

市議会議員の重要な仕事は二つあります。

その筆頭が『行政のチェック機能』です。

市民の皆様の代わりに予算やサービスに無駄がないかを監視します。行政は税金の使い道を提案し、議会での賛成が多数を占めれば、それを実行に移します。しかし、そこで反対であっても代案が無い故に、衝突、紛糾し、市政・市民生活に影響をもたらすこともあります。

また、全国を見回しても島根県、さらに浜田市は、地域課題の最前線であり、過去の経験に基づいたやり方はもちろん、他地域・他国を見回しても参考となる事例が少なく、対処できないことも増えてきています。地域の医療・介護・福祉と同様に、行政頼りだけでは課題解決できないレベルとなってきており、市民の皆様との協力で課題に立ち向かっていかなくてはなりません。

そして、もうひとつの重要な仕事が『政策提言』です。

不確かな未来に対して、行政や民間の調査・研究、業種の垣根を越えた地域内外の専門職・企業、市民の皆様方の実践的な知見も交え、将来を見据えたプランを策定して、制度・政策として議会に提案し、出来ることから、少しずつ実行して、老後も安心したまちを創りたいと考えています。

 

議員定数の削減

私は、これからの議会に欠かせない政策提言の推進のためには、個々の議員が様々な専門職をはじめとする多くの方々との関わりを持ち、英知を集約し、地域の課題を解決するための環境・体制が必要だと考えます。浜田市の議員活動に対する予算は、他地域と比べても低く設定されており、専門家への相談、調査・研究に対する費用に当てられないのが実情です。

浜田市の財政状況も踏まえ、現在の定数を削減し、全体の予算を削減しつつ、議員一人当たりの議員活動に対する予算を増額することによって、議員活動の質の向上を図り、政策提言・議員立法を行う議員を支援します。