先月からデジタルハリウッド大学大学院の学生と浜田市のNPO法人A-GENERいわみのメンバーを中心に、「地方と都市の連携」をテーマにスカイプを活用した討論会を開催しています。

仕切り役は以前島根県立大学の助教授であった近勝彦大阪市立大学大学院教授。討論の相手であるデジタルハリウッド大学大学院生は基本的に社会人学生で、中国からの留学生も参加しています。このネット会議の趣旨は前述したように、大都市と地方都市の特性を活かし、双方が足りない機能の相互補完を進めることにより、都市のポテンシャルを高めていこうというものです。

第一回目は浜田市の地域特性や財政状況を大阪のメンバーに知っていただくことをテーマとして開催しました。第二回目は、全国でもトップの高齢化率や地域の生産性をどう認識し、今後の地域再生に結びつけるかの意見交換を行ったところです。ちなみに高齢化率の高さをマイナスと捉えず、新たなシルバーイノベーションの推進地区として戦略を考える必要があるとの意見をベースに討論が進められました。今月は第三回目として、浜田市の全国に誇る「自然」や「石見神楽」に代表される地域文化の素晴らしさにスポットを当て、今後の生き残り策を討論していく予定です。その内容に関しては最終的に取りまとめを行い、冊子として配布する計画も持っています。

それにしても、ネット会議は会議のための移動時間や諸経費の節約のためには大変有効な手段であると痛感しています。是非ネット会議の普及を行い時間を有効活用したいものです。