3月5日第63期浜田准看護学校の卒業証書授与式に参加してきました。今年度は新たに准看護婦という資格を手にした26名の卒業生を送り出す厳粛なセレモニーにこちらまで身の引き締まる思いです。私が准看学校の卒業式に参加するのは数年前から浜田准看護学校の生徒に薬理学を教えているため、やはり彼らの人生の節目には立ち合いたいとの思いからです。
現在浜田市は全国共通の地方の課題を抱えています。それは医療、福祉スタッフの充足率が低い点です。私が市長選でその点を訴えましたが解決策はなかなか見つかりません。ただ浜田高等看護学校、浜田准看護学校、リハビリテーションカレッジ島根等地方としては恵まれた医療・福祉スタッフの育成機関が存在するのにかかわらず地元定着率が極めて低いのが残念でなりません。彼らが浜田市に残る戦略がうてれば浜田市の医療福祉スタッフ不足の解消にも寄与、人口増にも貢献できるのは明白です。今年の卒業生も地元に就職してくれるのは2名です。また13名が県外に進学するという状況を伺い寂しい思いをしています。彼らがこの地に残れないのは何がたりないのか?真剣に考えなくてはならないですね!