今年も恒例の消防出初式が1月10日に挙行されました。私も26回目の出初式を迎えたわけですが、振り返ればよく25年間も消防団に所属できたものだと感無量です。昨年10月には地方自治功労賞(消防在籍25年)を受賞いたしました。特に消防団員として十分な活動ができていないのに受賞したことに対して少々おこがましい気もいたしますが、なんとか常備消防をサポートする消防団員として今まで以上の協力をしなくてはと気を引き締めています。

さて最近は出初式も負担にならなくなってきています。というのも、私が入団した当時は出初式といえば、間違いなく寒い時期でした。そんな時期、寒風吹きすさぶ野外で、足は凍え耳がちぎれそうな思いで式典に参加したのがつい昨日のような気がします。現在は厳しい天候時は体育館の中で式典を行うわけですから、ずいぶん楽になったものです。精神鍛錬には悪天候時も野外で行うべきとの指摘もありますが、いかがなものでしょうか。たしかにつらい行事があると現在の若者は敬遠しがちですが!

ところで消防団員はわずかな報酬で任務を背負っています。つまり「市民の生命、身体、財産を災害から守る」という崇高な消防精神で活動しています。ただし消防団員の中でも消防に対する意識の温度差はかなりあるのも事実です。

また昨年は県大生が行方不明になった時点で消防団による捜索活動が予定されましたが、残念なことに無残な姿で見つかったことにより出動はありませんでした。一日も早い犯人逮捕が実現することを心から祈っています。

最近消防団へ入団する若者が全体的に減少しています。地域の「安全・安心」のためにも是非入団して若いエネルギーを使って欲しいと願っています。