皆様明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様より励ましの言葉やご指導をいただき感謝申し上げます。
私も本年は改選の年を迎え、本年の元旦には初心に帰り、今まで以上の熱い心と具体的な地域再生の戦略を持ち「まちづくり」に邁進することを決意させていただきました。

また多くの皆様から次のステップへの挑戦を進められていますが、自分の力量と支援をいただいている多くの皆様からの意見を基に慎重に判断させていただきたいと思います。ただ如何なる立場に立っても、愛すべき地元・浜田市の発展、石見地区の飛躍に対して尽力することをお約束いたします。

昨年は国政の迷走に一定の終止符が打たれました。自民党の復権と大三極の出現です。国際金融不安や様々な要因により経済の低迷が起こっていますが、国民はそれにより生活が打ちひしがれ、追い打ちをかけるように消費税の増税が不安を増長させています。しかも社会保障と税の一体改革は今後どのような道を辿るのか不安材料は山積です。加えてTPP参加問題は農業・医療分野にも大きな影を落としています。そして忘れてならないのが東北地方の復興ですが、旧内閣はその重要性を理解しつつも具体的な戦略に欠け、今なお苦しい想いを胸に生活されている多くの被災者の皆様の期待に応えていません。エネルギー問題もそうです。脱原発はよいとしても、代替エネルギーの確保に対する戦略に欠けています。原発廃止のためには、それ相応の覚悟と財源が必要です。いいとこ取りはできないと考えます。実際悲しいことに震災直後、東北地方をオール日本で救おうという国民的「絆」を私は強く感じ、日本は素晴らしい国だと感じました。しかし被爆した瓦礫の受け入れに関しては多くの自治体がNOを出した。その行為はとてもリスキーとはわかっていますが何か悲しい想いです。今後新政権には、経済復興、東北復興はもとより教育、医療の戦略強化、そして最も国として重要な仕事である「外交」「防衛」に対して日本としての進むべき道を国民に示してもらいたいと考えます。今まさに国内経済、領土問題が海外からの力により脅かされています。美しい国日本の実現には強い日本の意思が不可欠です。

さて浜田市に目を移すと、合併特例債の期間延長や行革等により、現在安定していると見える財政状況は平成28年を境に段階的に悪化していくことが予測されます。そして平成30年には実質赤字に転落。さらに平成33年には約17億円の資金ショートが予測できる恐ろしい状況です。これを解決するためには、並大抵の行革では歯が立ちません。今年こそ「スクラップ&ビルト」の実行の年です。今必要ないものは切り捨て、市民にとって本当に必要なものを見極める時期です。まさに、「あれもこれも」から「あれかこれ」の戦略なくして浜田市の未来はありません。合併後のバランスも視野に入れた実行可能な長期的戦略が必要です。なんとなく行き当たりばったりの取組とは決別しなくてはなりません。現在火葬場統合計画、幼稚園統合計画、学校給食センター統合計画等多くの公共施設の再配置計画が議論されていますが、住民の意見が本当に反映されているか疑問です。皆さんも黙って入れはそのまま進んでしまいます。そのために我々議員がいるわけですが、やはり重要な事は地域住民のパワーです。是非今年は住民との対話を重視し浜田市を次の世代に胸を張って残せるような活動を行って参ります。どうぞ引き続きご指導をよろしくお願いして新年のあいさつにさせていただきす。